2011/10/12、クラウドWatchより全文引用
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20111012_483075.html

 情報・通信分野専門の市場調査事業を手掛ける株式会社ミック経済研究所は10月12日、PaaS・IaaS市場と業務系SaaS市場の2市場の動向を調査したマーケティングレポート「業務系SaaS / PaaS・IaaS市場の現状と展望 2011年度版」を発刊すると発表した。

 同レポートは今年6月から8月にかけて調査を実施。PaaS・IaaS市場のほか、業務系SaaS市場を7つのサービスカテゴリーに分け、2015年度までの市場規模を予測している。成長著しいPaaS・IaaS市場については、国内の主要PaaS・IaaSベンダーに取材し、売上高推移や市場成長率、事業戦略について調査、集計・分析を行った。

 レポートによれば、2011年度のPaaS・IaaS市場は市場規模322億円、2010年度の市場規模166億円から対前年比194%とほぼ倍増となる見込み。PaaS・IaaS市場は今後もきわめて好調に成長を続けるとして、2011年度から2015年度までのCAGR(Compound Average Growth Rate;年平均成長率)は31%、2015年度の市場規模は640億円まで拡大すると予測する。

 2010年度のPaaS・IaaS市場の売上高シェアトップはNECで、2位富士通、3位日本IBMの順だったが、2011年度のPaaS・IaaS市場は、2010年度シェア2位だった富士通が急激に売上を伸ばし、2010年度シェアトップのNECに迫りつつある。

 PaaS・IaaS市場を牽引しているNEC、富士通など大手ベンダーは、既存顧客企業の基幹システムのクラウド基盤移行を推進することにより、PaaS・IaaSの売上を大きく伸ばしている。

 新規参入ベンダーも、2009年度の10社ほどから、2011年度には20社以上に倍増。最近は準大手〜中堅のPaaS・IaaSベンダーの市場参入も増え、今後ますますPaaS・IaaS市場は活発化すると予測する。また、PaaS・IaaSの既存ユーザー内でも、開発部門や情報システム部門による一部での導入から、エンドユーザー部門へと導入が広がっているほか、段階的な導入の手順を踏まずに、最初から全社導入を前提とした案件が増えているという。

 ミック経済研究所のマーケティングレポート「業務系SaaS/PaaS・IaaS市場の現状と展望 2011年度版」は、A4版(ファイル製本)で全704ページ。価格はハードカバー版19万9500円、CD-ROM版39万9000円、ハードカバー版とCD-ROM版のセットは56万7000円。